リールのハンドルがスムーズに回らなくなった。
スムーズに回らなくても、力を入れれば回るわけで、その辺はPENNらしさと言うべきか、魚を釣り上げるのにも問題がなかったわけですが、次回の釣行にはこのままでは、Can not Battle begin
整備することにしました。
こんな感じね。
釣行のたびに簡単な手入れはしていたのですが、こんなことになるとは。
油断があったのでしょうね。
ボディ内部に浸水してグリスが乳化、ベアリングがいくつか死んでいることが良そうでsきます。
これまでにラインローラー部分のベアリングは交換しています。
ラインローラーもGTではベアリングとかじゃなくてテフロンのブッシュとかのほうがトラブル少なくて良さそうな気もします。
PENN BATTLE8000を分解
今日の患者さんです。今回は、メインボディを開けます。
分解の前にPENNのWEBサイトから分解図をダウンロードしておきます。
ココから機種ごとの分解図を選べます。
ネジをいくつか外してカバーを開くと
予想通りです。
1つのネジ穴に塩がこびりついています。
加えてメインギアの奥に見えるクロスワインドギア付近のグリスが濁っています。
水がボディ内に入ると一番たまるところですからね。
ウェスで乳化しているグリスをふき取ると、塩で腐食している様子です。
メインシャフトを上下させるクロスワインドブロックには乳化して潮が混じったグリスがべっとり。
塩が固着しています。
上の写真で見えているハンドルシャフトを支えるベアリングが塩噛みしてゴリゴリになっていました。
ケースに固着しており、ドライバーでたたいて少しずつ動かし外すことが出来ました。
ゴリゴリの原因はおそらくコイツです。
サイズは10x19x5のシールドベアリング。
潤滑スプレーのRP7を吹いてごろごろ回しながら動かしていると汚い汁が出て来て少しずつ回転が軽くなる。交換用のベアリングは用意していないし、とりあえず、これで良しとする。
グリスをふき取ったクロスワインドギアの部品。
腐食しているので金属用のコンパウンドで磨くことにしました。
歯ブラシ使ってごしごしします。
このギアの磨いている面と下のブロックの溝のある面が接触して滑ります。
この面が荒れているとそれだけ抵抗=ゴリ感につながると思われます。
金属磨きの化学作用と歯ブラシでは限界があります。
こういう時は力技で
耐水ペーパー#2000の出番。
磨いて磨いて、何とかここまで。
すが入って窪んでいるところは良しとする。
クロスワインドギアもずいぶんと綺麗になりました。
まぁ、専門の工具もないしこんなもんです。
ピニオン・クラッチ周りのベアリングは問題ありませんでした。
で、組み付け。
PENNのグリスを塗りながら組み立てていきます。
バトル8000 整備後の回転は?
動画でご覧ください。途中まで先ほどの動画と同じです。軽く回るようになりました。
ベアリングを入手して交換したらさらに軽くなるでしょう。
このバトルは、ボディ継ぎ目から浸水したことが予想されます。
同じPENNでもスピンフィッシャーならIPX5、スラマーIIIならIPX6でボディの合わせ目にシーリングパッキンが入っているんですよね。
欲しいな。
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